2017年8月4日金曜日

子育てで一番やってはいけないこと


 ちょっとショックなことが起きた。

 

娘(24歳)が出身校の求めに応じ、当時(12歳~18歳)を

学年ごとに回想している文章の草稿を見せてもらったのだ。
 


 後輩たちの参考資料に当たるので、どちらかと言えば

勉強や受験対策、就活についての記述がメインであるのだが

 

2時代の回想として、長文の中にこの1文があった。

 

「順位が良いとお母さんが喜ぶので、一生懸命

(勉強を)していました」

 

そして、高3になるとこう綴られていた。

 

「私はずっとデザインを学べる大学に行きたいと思っていました。

しかし、美大には行けず(親の目線やお金のことなど、今考えると

なんでもないことを当時は悩んでいました)」

 

ものすごく驚いた。

 

えーーーー!!!???

マジかよ!!!???

 

この母である私が「美大はよろしくない」という考えでいると

娘は捉えていたということになる。

 

美大の美の字も話した記憶がないのに!!??

 

娘の記憶の中で私は「進路ブロック」をしていたことになる。

 

なんでや?

 

娘の好きなようにと口を出さなかったという

私自身の記憶はねつ造か!?

 

もう信じられなかった。

 

確かに私は息子(27歳)の時は偏差値マンセー女、

聴こえの良い大学順に作戦を練っていた感がある。

それは否定しない。

 

でも、その経験で(息子には申し訳なかったが)

娘には意図して自由にさせていたように振舞ったつもり。

しかも「完全犯罪成立」を達成していた気になっていたのに。

 

なんたることか・・・。

 

えーー!!??

娘、ごめん~~!!!

 

しかもだ。

美大云々よりも、これは一体なんなんだろう。

 

「順位が良いとお母さんが喜ぶので」

 

失神しそうになった。

 

母である私のために、あんなに勉強していたの?

 

私はなんてことをしていたんだろう。

 

先日、アップした「聖園女学院 再び」の中で

ご紹介したが、校長であるミカエル・カルマノ先生の

お母さまが15歳のミカエル先生におっしゃったという

言葉が頭の中でグルグル回る。

 

「ミカエル、今、あなたは神父になりたいって言ったの?

私を喜ばせるために言うのであれば、やめてちょうだい」

 

子育てで一番やってはいけないこと。

 

「母を喜ばせる」

 

母の人生ではない、子ども自身の人生なのに

 

どうして母は「自分供養」をするように

わが子に自分を乗っけて、育ててしまうのだろう。

 

やってはいけないと朧気ながらに自覚し

やっていないと信じていたのに

「しっかりやっておりました」というこの事実。

 

ちょっとショックで言葉が出ない。
 
 
 
 
 
 

10 件のコメント:

  1. いつも楽しく拝読させていただいております。娘が母が喜ぶだろうからと塾の順位を上げようとしていると現在小6ですが、感じる時があります。やはり娘以上に成績が良いと機嫌がよくなり、悪いと叱ってしまうからだと自覚しております。子供の人生…強く心にささります。できるだけやらないように!(テストの結果に一喜一憂しないように)と思いながら、きっとまたやってしまいそうな気がします。ごめんと思いながら…(叱ってからいつも反省)まだまだです。

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    1. コメントありがとうございます。

      うんうん、わかります。私がそうでした。
      点数と偏差値しか見てなかったんですよね~。

      私はね、6年ママには「そこまで無理をしない」線で
      入れる学校で、しかも、子どもの性格にすごく合っている
      学校を選ぶことが母の最優先課題だと思うんですよね、今は。

      特に算数はテクニックで解くのではなく
      何故、こう解くのかを母に嬉々として説明してくれる
      ようになると、その子は本当に伸びるなぁって思います。

      暗記よりも、まずは「何故、そう思った?」が
      中学受験には必要なんだなと思うし

      その力がやがて最終学歴を変えていくと
      沢山のお子さんたちを見て実感しています。

      母、がんばれー!!

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  2. 恐ろしい、、、、うちの子供たちは何をかくだろうかと、、。
    親とはいえ、超初心者だったし、みんな同じだけど。。。
    過ちの連続だっただろうと思うのです。。。
    お気持すごくわかります。

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    1. 久子さん、ありがとうございます!

      いや~、ホント、怖いです。申し訳なかったなぁって
      思うことばかりで、うちの子たちには。

      息子は「アンタも初めての子育て(男も女も)だから
      仕方ないよ。よく頑張った方じゃね?」とは慰めに
      入ってくれてるんですけどね

      もういろいろやらかした!としか言えないですね~。

      せめて、こういう痛恨!って言えることを書いて
      まだ、子育て真っ最中のママたちには
      参考にしてほしいなぁって思って、文章化する次第です

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  3. 他人事ながらショックですー。 ある行動によってそれが勘違いされるということは多々あることですが、りんこさんの場合は、行動ではないわけでしょう。 娘さんの母への先入観が独り歩きしたんでしょうかね。もしかして、妹さんはお兄ちゃんの受験のときの母をしっかり観察しいたんでしょうかね。 いやぁー、こういう180度転の思い込みって家族間でもあるんだから、ましてや夫婦間とかって、難しいねぇー。

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    1. まきみきママちゃん、コメントありがとね~!

      娘はね、鬼のように息子を怒っている母を毎日見て来たから
      そこで学習したんだと思うんですよ。

      火の粉が降りかからないようにするための
      サバイバルだったのかもしれないですね~。

      今、言えるのは、中学受験時代とか中高時代に
      私は人生にとってどうでもいいことに固執して

      本当に大切なことを教えなかった、

      もっと言えば、私自身も教えられてなく、ゆえに
      学ばなかったってことなんだなぁって思います。

      夫婦間は一心同体であるから、わかってもらって当然!を
      一番先に捨てて、全くの他人だから、わからなくて当然!
      むしろ、時々、共感し合えたのなら、まさに奇跡!って

      喜べるくらいが円満の秘訣かと思う次第であります。

      ホント、家族って難しい。

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  4. 一貫校に通う高校一年の娘がおります。
    こんな感想を持ってはいけないのかもしれませんが、羨ましいと思ってしまいました。。。

    順位がいいとお母さんが喜ぶ。。。うちの娘はそんなこと頭に微塵もない気がします。
    中途半端に全てをこなし、たまに補習に呼ばれるも『ちょうど復習したかったんだよね。暇だったし、ラッキー』とぬかします。
    全力で親に反抗し、不機嫌オーラを撒き散らし、でも、ギリギリ呼び出し等で迷惑はかけてないでしょみたいな態度には溜め息しかありません。
    最近娘を思いきり誉めたり、一緒に喜んだりしてないなぁと。。。何か寂しいです。
    りんこさんのお嬢様は、お母さんが喜んでくれるのが励みになって、お母さんと一緒に喜びたくて、お勉強頑張っていたのではないでしょうか。それも一つの立派な動機に思います。

    夏休みになり、色々なことが目についてストレスマックスなので自分が外に出ることにしました。
    娘は娘の人生。私は私の人生!と思って
    出歩いていたら、まだまだやりたいこと沢山あることに気付き、ワクワクしています。

    でも、本音は一回位、こんな素晴らしい成績を見せてくれてありがとう!自慢の娘だわ!って思ってみたいです。多分、私は、娘がしっかり頑張れる子どもになったってわかりやすく確認したいのだと思います。

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    1. うんうん、頑張らない息子を持っていたので
      お気持ち、わかります。

      「一回くらい、もうこれ以上出来ないって思うくらい
      努力してみろよ!」って思っておりました、中高時代はね。

      色んな学校の先生方にも「スイッチを押すのは母じゃなく
      本人!」と口を酸っぱくして言われたのに

      「スイッチないじゃん!!」って怒ってましたもん、私。

      でも、今は本当にスイッチを入れるのは本人以外ないって
      わかるように思うんですよね。

      それには本人が「これはやってみたい!」って
      ワクワクするようなものに出会わないとダメで

      お嬢さんは模索の段階なんだと思うんです。

      ママが自分の人生にワクワクしだしたのは本当に
      素晴らしいことで、高1のお嬢さんがいる時点で
      それを実行されたのは本当に尊敬です。

      私も早くそれに気が付けば良かったなぁって思いますもん。
      ベクトルが全方向から我が子に集中してたから
      された方はたまったもんじゃないですよね。

      今回、親から見て「安心」な子がその心の内までもが
      「鉄壁の安心」ではなかったんだなぁって
      反省と言うか、これからはその反省を生かして
      見守ろうって感じです。

      子どもを母の自慢の道具にしても、不満の材料に
      してもいけないんだなぁって・・・

      子育ては難しいね~。

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  5. 緋牡丹です。

    「娘は母のために頑張って、頑張りすぎてしまう。だから、ぼくは『頑張って』とは言えません」とおっしゃったのは、娘の母校の説明会で先生でした。一番身近な人に認めてもらいたい、ママに笑ってほしいのは、いくつになってもあるのかな・・・
    この先、自分の失敗を繰り返さないために、娘の子育てに口出し手出ししすぎないよう気をつけたいです。

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    1. 緋牡丹ちゃん、ありがとう!

      そうですよね~、もし孫が生まれたら
      口を挟みそうになることばかりですよね、きっと。

      相当、自戒しないと難しいだろうなって思っておりますが
      出来そうもないので、距離を取りたいとは思っております。

      それにしても緋牡丹ちゃんの学校は良い学校よね~。

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