2017年7月24日月曜日

学校探訪記 湘南学園

                          

鳥居りんこの「この学校、ここがいいね!」

「生徒が楽しく、教師も楽しく(ついでに親までもが

楽しく)、甘酸っぱくて、もうたまら~ん♪」

 

青春ってさ、ためらうほど、まぶしくて、泥臭くて

不器用で、あまりに真っすぐで、そして瞬きするほどの一瞬だよね。

 

でも、この「一瞬」が「永遠」に思えるのは何故だろう。

 

私はこの学校に来るたびに思うんだよなぁ。

 

甘酸っぺーーーー!!!

 

文句がつけようがないほどの「青春」がここにあるから

羨ましくて仕方がない。
 
 
              ↑湘南学園校舎

 


 


 
 
 
 
                             2017614日訪問
 

 

「小さな僕らが必死にもがいて進んだ、短すぎるこの夢に
なんと名をつけようか」 BY 波輝

 

 これはこの学校のOGであるシンガーソングライターの岩尾波輝さん

(現SFC1年=しかもAO2度不合格にもめげず、一般入試で合格を勝ち取った

頑張り屋さん)の「瞬き」という楽曲の中のワンフレーズである。

 

https://www.youtube.com/watch?v=ldto1BynCRw ←岩尾波輝 「瞬き」

 

これは今年の卒業生である彼女が卒業を祝う会で歌った曲。6年間の

青春の思い出が走馬燈のように流れる卒業ソングに会場は涙涙だったようだ。

 

彼女は高校1年生の合唱コンクールの曲決めのときに

「このクラスにふさわしい曲がないからつくってくれない?」と頼まれて

「“A”nswer」というオリジナル曲を作詞作曲した実績の持ち主。

(“A”は高1A組の「A組のこたえ」って意味か?!」)

 

「もうちょっとこういう表現がいいよね」とか

 

「このクラスって自分らしさを持っていたし、更にそれを育てたよね」

ってなことを言いながらの、自然発生的な歌作りだったそうだ。

 

今でも、このクラスの卒業生はこの歌を「自分たちの曲」として

胸の中にしまってあるらしい。
 
 
              ↑ 中高生入り乱れ(仲がいいんだよね)

 

このクラスの担任だった先生は私にこうおっしゃった。

 

素敵な時間を過ごさせてもらった・・・

 

(ここの教師陣は生徒から愛称で呼ばれることが多いのであるが

例えば「アッコ」とか「やまだみ」という感じで生徒に呼ばれて

いるんだが、教師も普通に返事をしている。アメリカか!?

 

まあね、場所が鵠沼という湘南エリアの一等地。

行けば分るけど、校名の響きどおりの「日向感サンサン」なのさ。

元々、空気がカリフォルニアぽい土地ではあるんだよ)

 

それでさ、この学校の教師陣、いつも楽しそうなんだよね~。

 

まあ、私も何度も足を運んで、結局、最後は先生方と飲んでいる内に

「(そんな暮らしなら)そうでしょーよ!楽しくないわけがない!

え、何?自慢?自慢なわけ?」(←人が幸せそうに見えると

ムカつき出す性格。性癖だからほっといてくれ!)と絡みながらも

納得するようになった。

 

今日は皆さんにも、なしてこの学校は教師陣(親もなんだが(=_=))が

「楽しそうなのか?」という謎にお答えしようと思う。

 

 

☆☆☆

 

「おい、おめ~ら、なんで、そんなに自由なん?」BYりんこ

 

 この学校ってね、後述するけど、日本ではあんまり見られない

変わった運営方法を取っている学校なのよ。

 

昭和8年創設なんだけど、元々、保護者が自分たちの子どもの

ために作った学校なわけ(鵠沼は昔、超高級別荘地だったの)。

その伝統がずっと続いているから、理事長は今も保護者であるお父さん

わが子が卒業すると理事長も違う保護者に代わる

(校長はその下にいるって立場ね)。

 

PTAっていうものが言葉通り、正常に機能している稀有な学校なんだよね。

つまり、ものすごい手作り感があるわけ。

なんだろうね、子どものためになることなら、父ちゃんも母ちゃんも

楽しみながら頑張るよ!って空気に満ちている。

 

説明しづらいんだけど、これが「湘南人」って人種なんだよね。

「人生、いかに楽しむ!?」に賭けちゃう人種って説明すればいいかな?

 

それが下地にあるんだろうね、生徒の自由闊達度と言ったら半端ない

 

教育界の黒船到来と言われる2020年大学入試改革という面

ひとつ取っても、この学校にとって今はものすごい追い風だと思っていて

この先を実は私は楽しみにしている。

 

何故なら、ここの生徒たちには大昔から「自治」が認められているから。

何やるにしても「生徒発信」。

これが、この学校の一番の特徴であり、強みなんだよね。

 

 

この「生徒発信」、例えば、修学旅行(研修旅行って呼んでいる)の行き先も

そうだし、文化祭なんかもそうなんだけど、生徒が企画して、委員会を作って、

生徒同士でプレゼンして

 

問題点を議論し合って、そして「これで行こう!」ってところで

初めて先生に持って行くシステム(この時点で生徒がかなり練り上げ

ているので結構、そのままOKが出ちゃうらしい)。

 

「こんなのやりたいな」って発案者がいたら、声を上げて

仲間を集めて、そして実際に行動を起こしているんだよね。

 

まあ、ここが学年によってバラツキが出ると言われる理由でも

あるんだけど、学年カラーがメチャクチャ出る学校でもある。

 

先生方に聞くと「それはそれで全然OK!どの学年も

いい色が付いて卒業するから楽しみ♪」って言うんだよね。

 

東日本大震災の後も「東北部」っていう自発的な活動に成長したものがあった。

 
 
         ↑「東北部 3.11を学びに変える会」活動の一コマ
 

生徒の発案で、ただ被災地に行くだけではなく

「何が起きた?」から「何が出来る?」って意識の研修旅行を

実施していたんだが、生徒たちは後にこんなことを実行しだしたそうだ。

 

「この学校も海の近く。もし津波が来たら、自分たちは命を守れるのか?

先生任せにしていないか?」

 

という問題意識を持ち、近隣住民も巻き込んだ形での避難訓練や

ハザードマップの見直しの作業を行ったりしているんだって。

 

実際に私が放課後の校内を徘徊しているときにも、多分、文化祭の企画の

会議なんだろう。

 

廊下のカフェテーブルのようなものを6人くらいの生徒が囲みながら

(立ち飲みバーみたいな感じ(笑))

担当の先生を交えて「あーだ」「こーだ」の激論真っ最中だった。

 

(通りすがりに聞きかじっただけだが、どうも先生が

ダメ出ししている事に対する代替案のプレゼンのようだった)

 

この学校、生徒同士がディスカッションをしている光景をよく見かける。

 

これが今、日本人が足りない部分として一番求められている

スキルであるのだが、つまりこういうことだ。

 

Facebook CEOのザッカーバーグ氏はAIの進歩は著しいとしながらも

機械には「唯一できないこと」として「経験のない状況で判断すること」

「まったく新しい発想をすること」を挙げている。

 

逆に言えば、この力を得ることが出来る人間にとっては

近未来は明るいということであろう。

 

この学校には風土としてこれが根付いているので、

この子たちがいずれ社会に出た時にこの力は

彼らが想像する以上に人生を拓かせる「武器」になると思われる。


↑ SFCとの高大連携プログラムのひとつでタンザニアさくら中学の生徒さんが
  生徒と共に習字する場面に遭遇。英語でのコミュ力、中々です。

 

もう少し具体的に「生徒発信」について語ってみよう。

 

在校生をどしたこーした言うと、プライバシーの問題があるから、

ここでは直近の卒業生を語ってみたいと思う。

 

冒頭にご紹介したナミキちゃんと同じ学年だった男子生徒の話だ。

 

彼は不本意入学でいわゆる「お利口さん」タイプだったそうだ。

言われたことはやるけれども、自分から何かをすることはないという

感じだったらしい。

 

その彼は高校生になり、各委員会を取りまとめる総務委員会(いわゆる

生徒会執行部)に加入した。

 

その時、事件が起こったのだそうだ。

 

クラスメートである女の子がその男子生徒に向かって、こう発言した。

 

「総務委員って自分が楽しむだけの行事屋さんなの?

それでいいの?

他の生徒たちが楽しめるようにすることが仕事なんじゃないの?

自分たちだけが盛り上がれば、それでいいの?」

 

そこで彼はすごく深く考えたらしい。

「総務委員の仕事って何だろう?」

 

担任だった先生は放課後の教室で彼が発した、この言葉を

よく覚えているとこう言った。

 

「彼はこう言いました。『やまだみ?(←先生のニックネーム)

総務委員って、どういうことが仕事なのかな?』と」

 

この学校は部活とは別にいろんな委員会があるのだが

1から高2までの縦のラインで構成されている。 

 

結果、彼の中で出た結論が「学校を創っていくのは先生達だけじゃなくて

僕たち生徒もだ!その先頭に立つのが総務委員である」ということのようだった。

 

彼は翌年、生徒会長に立候補し、見事当選するのであるが

彼とその高1の仲間たちはそれ以降、こんなことを行っている。

 

ある時、総合学習で「教育を考える」というテーマが選ばれ「教育班」という

グループが結成された(←これも生徒が自発的に決定する)。

 

その時に彼らはこういう疑問にぶち当たる。

 

俺らはいつから勉強がつまんなくなったんだろう?

 

そんな時に、あるクラスで英語の授業が崩壊気味になったことがあったらしい。

 

「聴かない→解らない→つまらない」の無限ループだ。

 

彼らはここで悩み出す。

 

「俺らはその先生のせいにしているだけなのでは?」

一番、損をしているのは授業を聴いていない生徒だよね?

 

そこで立ち上がったのはクラス委員会だったのだ。

 

「授業改善プロジェクト」を立ち上げ、改革に向けてこう踏み出したのだ。

 

「先生と生徒のお互いにとって授業をどうしていけば良いのだろう?」

 

やがて、その取り組みはこう発展していく。

 

この学校は幼稚園から高校までを併設している学園であるが

毎夏「全学教研」という幼小中高すべての教員でお互いの教育活動を研究し

交流するという催しがあるのだそうだ。

 

2になった彼らはこの会議への参加を学校側に打診し、それが受理される。

 

当日、教育班から広がり、有志団体になっていたメンバー10名が壇上に登り

学園全ての先生方の前でパネルディスカッションを繰り広げたそうだ。

 

「少なくとも小1の時は新しいことを知ることにワクワクしていた」

「いつから勉強はルーティンになったんだろう?」

「日本の教育って点数だけで私たちを評価する」

「自分は勉強が出来るって先生から思われているけど、

出来ると出来るで、それが当たり前でもう褒めてはもらえない」

「インプットが多すぎて、アウトプットできる力を持てない」

「授業は先生が一方的にしゃべり過ぎ!」

 

校長以下すべての教員はこれを目の当たりにしたわけだが

ここの教師陣はこの時の試みをこう証言した。

 

「ターニングポイントだった」

「生徒の意見を取り入れていこうってムーブが起こった」

 

実際に、この事で教師陣はこう動いている。

 

42人が全員同じ講義だと離脱する者が出る。であるならば

学び合いを取り入れよう。

グループ編成にして、問題を1題解く。解る子が解らない子に教える。

すると解る子は咀嚼するために思考が深まり、解らない子も理解できる」

 

「良かれと思って指名補習に呼んでいたが、実は子どもたちからすると

『先生に出来ない奴と決めつけられた』というボタンの掛け違えになって

いることに気が付いた。

ならば、プラスアルファの講義ではなく、授業の中で理解に

結びつくように、学ぶ楽しさを発見できるような講義にする!」

 

このように教師ひとりひとりに「授業の充実こそ命」という

意識を改めて湧き起こしたきっかけになったという。

 

逆に生徒たちにはこういう思いが広がったという。

 

「先生たちが自分たちの言い分を真剣に聞いてくれた」

 

そして、こういう機運が持ち上がったそうだ。

 

「先生に言いっぱなしではなく、自分たちが出来ることは?」ということから

「授業についても、受け身ではなく、生徒がもっと主体的にやろう」と。

 

この学年で面白いことを聞いた。

 

スポーツフェスのような時だと想像するが、クラスでの話し合いの時に

ひとりの生徒が「キックベースはやりたくない」と言い出したそうだ。

 

1対41。

多数決では決まりなのだが、クラスはこういう動きに出たという。

 

少数派の気持ちはどうなる?

 

結果は出ていることでも、マイノリティを切り捨てずに一旦立ち止まって

考える。

 

少数派に我慢を強いるのではなく、何かもっと良い方法がないか

模索することを選ぶようになったのだそうだ。

 

先生はこの時のことを回顧して、こうおっしゃった。

 

「日常に起こるすべてが学びです。疑問を感じたら仲間と

一緒に考え、学んでいく生徒たちは誇りです」


↑ 体育館での放課後バスケ部の光景
                

生徒会長になった前述の彼は今年の卒業式で答辞を読んでいる。

 

その原稿を入手したので掲載させて頂こう。ちなみに彼は先生の推敲を頑なに

断ったそうだ(つまり彼以外は本番で初お目見え)。

 

「*後輩へのメッセージ

 私達を先輩!と読んでくれた後輩達。私達は皆の先輩をちゃんとできていたかな。

思い返してみると今日出席してくれている高1・高2は結構、
 
積極的に私達にも意見を言ってくれるタイプだったよね。

あえてここで言っておきたいことは『言いたいことは直接相手に言った方がいい』。

ただし他人を傷つける言葉はよくありません。

お互いに話して解決策を見つけていけば、みんなもっと良い湘南学園を
 
作れるはずです。

私達はこれからの皆の活躍を見ることをとても楽しみにしています。

 

*仲間へのメッセージ

さあ、私達の学年の話をしましょう。
 
とは言っても、正直簡単にひと言にはまとめることができません。

しかし、ひとつだけここで挙げさせてもらえば、それは様々な事に
 
疑問を持ち、必要があれば自分達で改革する。

これを積極的にやってきた学年だったのではないでしょうか。

 
私もこのような場面に多く関わらせていただきましたが、
 
本当に良い仲間に出会えた。

この学年で良かったとずっと思っていました。

 

しかしこれは私達にとって沢山ある思い出の1つにしか過ぎません。

こう言えるのはあらゆる場所で沢山の人が活躍してきた何よりの
 
証拠ではないでしょうか。

 

それぞれの頭の中には6年間の思い出がまるで時間が止まったように
 
鮮明に蘇ってきていることでしょう。
 
その心のアルバムは私達の一生の宝物です。

 

*両親・先生方へのメッセージ

お父さん、お母さん。18年間様々な場面で支えてくれて
 
ありがとうございました。

二人がいたからこそ、今日私達はこうしてここにいることが
 
できていると思っています。

 
 
今日、私達の卒業を一番喜んでくれているお父さん、お母さん。

18年間本当にありがとうございました。

 

また、6年間私達と一緒に過ごしてくださった先生方。

先生方が私達のことを見てくれていたように、
 
私達も先生方のことを見ていました。

 

6年間を一緒に過ごしていく中で、私達は先生方から多くの影響を受けながら

成長してきました。

 

しかし、私達だけでなく、先生方も6年前、いや昨日の先生とは
 
変わった先生になっていると私達は感じています

 

それは先生方が私達の声に耳を傾け、どんなときも私達と一緒に

成長しようとしてくださったということです。

 

そんな先生方は”僕の夢”です。

 

先生方との思い出は授業だけではありません。
 
何気ない会話、すれ違いざまのひと言、笑顔、
 
これらすべては私達に力を与え、卒業しても消えない一生の宝物です。

 

「ありがとうございました。」

・・・という言葉では感謝は表しきれないので

 

「先生方と共に成長できた。この大きな力を胸に私達は明日から生きていきます」

 

これを感謝の言葉とさせていただきたいと思います。

 

最後になりましたが、これから先も湘南学園が生徒と先生が
 
共に学び成長できる”ホットな場”として発展し続けることを祈り
 
答辞とさせていただきます。

 

ひと言、東北に関わった人間として加えさせてください。
 
今日で東日本大震災が発生し、6年になります。
 
震災で亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます」

 

彼の夢は母校で教師になること

繰り返すが、彼は不本意入学であったし、中学の時はとても積極的とは

言えない生徒だったのだ。

 

この答辞を聴いた湘南学園の教師陣は単なる感動の涙!だけではなく

“生徒と教師が共に成長をしていく場所であり続けること”を
 
再度、心に誓ったらしい。

 

普段から生徒自慢が強い学校なんだが、酒が入ると、尚のこと
 
教師が自慢タラタラになる学校。

 

男の子も女の子も(時には先生さえも!)ここでは平等で、

毎日、熱くて、めんどくさくて、空回りしてて、でも皆が

真っすぐに全力で生きている。

 

私にとっては胸がキュンとするような、甘酸っぱい学校なのだ。

 

 親までもが楽しいってどんだけ!?

 

この文章のはじめの方でこの学校は保護者が運営している変な学校だと書いた。

変(×ストレンジ 〇オリジナル)なことは沢山あるんだが

ここでは「すっごい変!」ってことの代表のような話をしよう。

 

(※PTAは盛んなんだけど、やりたい人だらけだから

やれない人にはお鉢が回って来ないので、ある意味、安心ね)

 

この学校、創立80周年を記念したカフェテリアが2013年に

オープンしているのだが、これがすごい。

 

「母ちゃん食堂」なんだな。

(そうは言っても、湘南にあるザマスから、雰囲気はお洒落なレストランで

オープンキッチンなのよぉ

 

運営が「母ちゃん」なんだよ。



   ↑カフェテリア(土産にレトルトカレーをもらったがマジうまい!)
 

母たるもの、何が心配って子どもの「食」が心配だよね。

365日、子どもに何を食わせるかで頭を悩ませている。

 

それでカフェテリアを作ろうってなった時に、普通は業者を入れるよね?

 

でもね、ここは保護者がNPOを一から作っちゃって

(市役所に母ちゃんたちがNPOってどうやって作るんで?」って

聞きに行くところからのスタートだったんだって)

 

すべてを母ちゃんたちがやってるの。

 

「だって、体にいいものを食べさせたいじゃない?」って働いている

母ちゃんのひとりがニッコリと笑うんだよね。

 

地産地消にも力を入れているし、安心安全な食材にもこだわっているし

なんとお米は契約農家から無農薬のものを取り寄せたりしている。

 

母ちゃんのひとりは実際に田植えだったり、収穫だったりを手伝いに行くんだって

(こうなると、これはもう完璧な趣味だね 笑)。

 

メニュー作りから、食材調達から、在庫管理から、調理から、すべての運営を

受け持ち、しかも、中1にはカフェテリアランチってものが年に10回

開催されていて、そのときの栄養指導の講義も母ちゃん担当で行われている。

 


       ↑訪ねた時もクラスランチをやっていて、めちゃ楽しそうだった   
 
 

ちなみに母ちゃんは時給制で働いており、神奈川県の最低賃金でやっているらしい。

 

現役小学生の母もいるし、卒業生の母もいるし、時短で3時間だけ勤務の

母ちゃんもいれば、週に2日って母ちゃんもいれば

そこは母同士、極めて融通が利く働き方なのだ。

 

母にとっての職場(ちなみに毎年、働き手は募集するんだって)確保と

いうのも素晴らしいし、何より、我が子のすぐ傍にいられるって

文句なくいいよね。

 

それで「母ちゃん食堂」がすっごく良いなぁって思うのは

「触れ合い」なんだよね。

 

設計も母ちゃんたちのアイデアが豊富に採用されたらしいけど

オープンキッチンなのも、生徒に働いている姿を見せたいってことと

生徒と触れ合いたいってことだったみたい。

 

食券代わりのカードで名前がわかるから、知らない子でも、その内

名前を覚えちゃうらしい。

 

それで、今日は元気がなさそうだなって子がいたら

おばちゃんだから、名前を呼んで、話しかけちゃうんだって。

 

笑顔になってほしいじゃない?」ってあったかいのよ。

だって、友だちのお母さんがそこにいるわけだからさ、

そりゃ、あったかいよね。

 

「ちょっとだけ、ここに居させて」って、カフェテリアをルーティンに

している子もいるそうでね、

ああ、この学校、色んな意味で贅沢だなぁって思うんだよね。

 

「仕事終えたら、クタクタになるけど、子どもたちが

『おいしかった』って笑顔を向けてくれるだけで、もうすごい

やりがいあるのよ!」とは一仕事終えたばかりの母ちゃんだ。

(実際、ご馳走になっちゃったんだけど、美味しい!)

 

こういうところにも、保護者が主体的に関わっている学校。

 

「子どもよりも私たちの方が(学園生活を)楽しんでいるかもね」と

屈託なく笑うここの母たちを私はもう何十人、見てきただろう。

 

親も楽しめる学校って本当にいいもんだよ。

 

 

数字で見る湘南学園

 

教育理念 個性豊かにして身体健全、気品高く、社会の進歩に貢献できる

     明朗有為な実力のある人間の育成 

 

共学校  

 

ユネスコスクール加盟校 スーパーグローバルハイスクールアソシエイト校

 

一般入試(A日程2科 B日程4科 C日程4科 D日程2科)

 

面接なし

 

 

N研偏差値 A日程(51)  B日程(45)  C日程(44)  D日程(50)

 

週6日制  土曜講座 なし

 

アクセス 小田急線 鵠沼海岸駅 徒歩8

     江ノ島電鉄線 鵠沼駅 徒歩7

 

生徒総数 

中学 ♂ 330名 ♀278名 (1学年201名× 5クラス)

高校 ♂ 303名 ♀273名 (1学年207名× 6クラス) 総数1184名

 

20174月併設小学校卒業生 88名(♂53名 ♀35名)中学内進生69名

 

教員数 

専任 59名(男性39名 女性20名)

講師 24名(男性13名 女性11名)

 

ネイティブ 2名 

カウンセラー1名 

教育相談員 1名 

 

高校募集 なし

 

選抜クラス 高1よりSクラスを設置

 

習熟度クラス なし 

 

学食 カフェテリア有り(中学1年生から使用可能)

 

携帯 届け出許可制。違反者は家庭に連絡を入れた上で注意→返却

 

中学から他高校への進学者数(2017年4月)とその理由

若干名 (海外留学など進路変更) 

 

不登校(含気味)者数  中高で複数名

担任を中心にスクールカウンセラー・養護教諭・教育相談員など学校全体で連携して

対応  

 

大学進学者実績(卒業生176名)2017年4月

※合格者ではなく、実際の進学先を明記

 

浪人 2017年4月   38名

 

大学受験校数平均  4.5校

 

主な進学先(2017年3月卒業生 176名)

(注)合格人数ではない、実際の進学先実数

 

東工大1 北海道大1 山形大1 電通大1 都留文1 横市4 早大1(内推薦1名) 慶応2   上智4(内推薦3名)  理科大5(内推薦2名) 学習院2(内推薦2名) 明治3(内推薦2名) 青山2 立教6(内推薦4名) 中央3(内推薦3名)       法政3(内推薦1名) 医学科4(内推薦2名) 

 

GMARCH以上進学率  33.2%

 

推薦者  指定校 43名  スポーツ  0名 AO 16名 一般推薦 14

(2017年4月)     自己推薦 0名   

 

 

2 件のコメント:

  1. 「自治」がある学校、いいですよね。自分が高校の時そうでしたが、その分、自分たちで責任も負わなくてはいけない、でもやりたいこと実現できる、そういう空気が絶対生きていくうえで役に立ちますし。
    それにプラス、保護者が創設して、今でも保護者が理事長、食堂も運営って、横浜の学童と似ている!と思いました。大変なんですが、それでも子供たちのためになることをって言うのは、保護者にとって絶対楽しいですよ。(学童は全く無償でかなりの役割を保護者が担っていて大変なんですが、楽しい事も多いので)学童を卒所してしまったら暇になってしまい・・・来年は何か学校の役員引き受けてみようかと模索中。

    鵠沼の地はいろんな意味で遠すぎましたが、羨ましいなあと思いました!

    返信削除
    返信
    1. コメントありがとうございます!

      自由と責任は表裏一体ということを自然と学んでいる
      学校なので、生徒さんが卒業してからの「幸せ度」が
      高い学校だと思います。

      親御さんが学校と共に子どもを育てるってことを
      肩ひじ張らずに、楽しんでやっておられる
      一言でいえば「明るい」学校ですよね~。

      FUYUFUYUちゃんも是非、役員、引き受けてみてくださいね。
      私は今でも役員やりたいんだけど、子ども、卒業
      しちゃって、そこはつまんないんです(笑)

      長文のブログ、読んで下さり、ありがとう!!


      削除