2017年6月16日金曜日

宅配便業者から世相を見る


 我が家の近くでは「猫」と「飛脚」と「〒」の3社が

しのぎを削り、ラッキーな時には3社のお車を同時に見ることもできる。

 

宅配業者の方たちは本当に大変なんだなってことが

このことひとつからでも解るのである。

 
 
ある時「飛脚」で活躍していたお爺さんが玄関先に現れた。

 

何度か荷物のやり取りをする内にその荷物が「飛脚」ではなく

「猫」であることに気付いた私。

 

しかし、物事を深く考えることをしないという致命傷のため

自分のいいように勝手に解釈していた。

 

「おお!飛脚と猫は業務提携を行い、猫の荷物も飛脚が運ぶように

なったんだな!相互扶助ではないか♪」

 

くらいにお気楽に考えたのだ。

 

そこである日、そのお爺さんに「猫の仕事もさせられていて大変だね」

みたいな話を振ってみた。

 

すると飛脚のお爺さんは私に誇らしげにこう言ったのだ。

 

「実はヘッドハンティングにあって、飛脚から猫に引き抜かれた」と。

 

ええーーー!?すごっ!?

どこの世界も一生懸命働く、有能な人は引きがあるんだねぇと

素直に感心した。

 

何故なら、その猫になったお爺さん。

「お宅が起点なんで、朝一でここに来るんだけど

早過ぎてごめんね」とおっしゃる。

 

お爺さんは猫の荷物を朝815分きっかりに

お届けしてくれちゃうのだ。

 

そして、一日の内に頻繁に道でお見掛けする。

もちろん、夜中もだ。

 

聞けば、奥様がお家にお爺さんがいることを好まないので

車に乗っている方がいいってことで

 

休みは取っているとはおっしゃるが「なくね!?」疑惑を

持っている。

 

そして、猫にお爺さんを持って行かれた飛脚は

なかなかの若者を我が家に派遣してくれるようになり

私は非常に満足した。

 

「やるね、飛脚!」と思っていたのだ。

 

ところがだ。

 

本日、こんなことが起こった。

 

飛脚の不在票に連絡したら、どうもいつものお兄さんではない。

どう考えても年齢が行っている感じのお声だ。

 

まあ、いっかと思い、二度手間を謝罪しながら、その荷物を

待っていた。

 

ピンポンが鳴り、出ると、なんと飛脚は「玉手箱」を開けて

しまったらしい。

 

なんで若者が推定年齢75超のお爺さんになっているんだ!?

 

どんだけ玉手箱の煙、浴びたんだよ!?

若者の姿はどーした!?

 

おかげで私は重い荷物を持つヨロヨロのお爺さんと共に

荷物を運んでしもーた。

 

多分、すっごい人手不足なのだ。

 

シルバー世代が働けることは素晴らしい。

素晴らしいのだが、これで猫もお爺さん、飛脚もお爺さん

〒もお爺さん。

 

なんの楽しみもなくなった。

 

 

 

 

 

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