2018年3月7日水曜日

うどんこ先生のガンガン日誌 第7話


第7話 なんで腕章しているの?

 

 退院してから2日目の朝、予定どおり、病院へ向かうことになった。

この日もまるみちゃん(妻)の運転に身を任せ、助手席でのんびりと、うたた寝。

 

でも、時々、道路の凸凹が容赦なく病人に挨拶をするので

仕方なく、お腹を押さえて「うっ・・・!」と返事をしてあげる。

 

『では、メッセージをどうぞ』とDJ

 

『・・・お母さん、いつも産んでくれて、ありがとう。・・・』

 

「いつも産む」はおっかしいだろう?

でも、この表現、変だけど、よく聞くよなぁ。

 

そこへDJ

 

『産んでくれて、いつも、ありがとう、だよネ!』

 

どうでもいい話なんだけど、なんかスッキリした。

 

そうこうする内に病院へ到着。

再来診の手続きをして、待合ホールを見たら

看護師さんたちが、みんな腕章を付けて動き回っている。

 

賃上げ闘争でも始まったのかい?

 

よ~く見てみると、腕章にはこう書かれていた。

 

『患者確認の徹底!』

 

あれっ!? アイツだ。西棟め、他でもやりやがったな!

 

糖尿病にされた患者たちが、一揆でも起こしたんじゃないか?

 

興味津々で「何かあった?」と看護師に聞こうと思って周りを見たが

顔見知りが残念なことにいなかったので、一旦は諦めることにした。

 

診察の順番が回って来たので、先生のいる部屋へ入っていった。

 

「調子はどう?食欲は?動ける?」

 

矢継ぎ早に質問される。

よっぽど心配だったのか・・・?

不安は広がるばかり。

 

「先生、傷口はこんな感じなんですが、どんなもんでしょう?」

 

「綺麗ですね、体の中の切ったところは、もっと綺麗ですよ」と

キッパリ言われた。

 

体の中を見たのは、2週間前なのにナンデわかるの?

 

まあ、いいや。主治医がそう言うなら、安心しておこう。

 

でも、しっかり傷口がふさがったのは、退院してかなりたってからだった。

 

こうして、これから5カ月にわたっての「リハビリ生活」が

始まったのでした。

 

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