2018年2月20日火曜日

お婆さんが投資信託で銀行に引っかかった話

プレジデントオンラインでタイトルのような話をアップしました。

「母から2000万奪った大銀行の手口」

http://president.jp/articles/-/24453


お読みいただいた方々、ありがとうございました。



                ↑ こちらは「読売新聞 大阪本社版の記事です」




私がこの本を書こうと思ったきっかけは

介護って「MとM」(マネーとマンパワー)のバランスで成り立つなぁって思い知ってしまい

特に、この「マネー問題」は中々に深刻だぞと、体感したことにあります。


しかし、高齢者は元気な内は自ら、財産開示をする人は極めて

「終活」に意欲的な方のみというのが一般的でして


介護が必要になってから「え?親って、一体、いくら持ってるの?」問題に

ぶち当たるわけです。


私が母の「財産開示」を要求した時には、もう要介護状態だったのですが

そこで初めて、銀行経由で投資信託をしているってことに気付いた次第です。


とても悪質だったのは、勧誘をしていた外回りの銀行員さんは

私に対しても、毎月振り込まれる30万円の「特別配当」は「利子」であると言い続け

元金を取り崩しているとは一切、言いませんでした。


まあ百歩譲って、投資信託なんですから、元本取り崩しで

年金のような形で払い戻しも有りだとは思います。

(ただし、利用者が理解していればの話ですが)


しかしながら、問題は「ハイリスク・ハイリターン商品」の売買を

頻繁に繰り返していたことを、書面でしか伝えず(口頭では、儲かっているから

30万の配当が出ているという説明を受けていたようです)


銀行のやりたい放題だったわけです。

1千万投資したら、その手数料、買っただけで35万円です。

これを「行って来い」でやられていたら、手数料だけで、相当な額になるわけです。


現実は、減っているのに「増えている」と錯覚させていたも同然でした。


「投資信託」は値動きがあるので、自己責任です。

しかし、それは私たち子ども世代、或いは投資が分かっておられる人ならば

高齢者でもOKですが、

母のように、誰が見ても「何もわかっていない」人間に

言葉巧みにサインさせてまで手数料を取って

楽しかったですか?ってことです。


今回、色んな方々に裁判に訴えろ!闘え!とのお声をいただきましたが

弁護士費用(30分5千円超)と長期戦、勝つとは限らない

また「あっせん」についても、相当、めんどうな手続きが必要で

結果として、断念したということであります。


私が今回、お伝えしたかったのは、我が家の詳細な損金ではございませんで

こういうケースがあるから、みんな、親御さんとフランクに話をして

未然に防いでねってことだけです。


それにしても、さきほど、友人と会話しておりましたら


「デパート外商も相当、あざとい」

「干し柿に気を付けろ」

「はちみつもプルーンも同様」

ってなお知恵を授かりましたが、目まいしました。


うちの実家には「プルーン」も「干し柿」も、それこそ売るほどの山で

あったからです。


今の今まで、私は母の単純に「好物」なんだと思っていました。

あ~、知らないって恐ろしい(汗)


皆さま、どうか、私のような「テツ」を踏まないように

親御さんの暮らしを気にかけて差し上げてください。


私たち世代は、例え、投資に失敗しても、詐欺被害にあっても

また働くという手段がありますが、お年寄りにそれは酷です。


「増やしたい」あるいは「良くしてくれている金融機関の子を無下にできない」

という心情を理解しつつ、どういう資産運用をしているのか

総額よりも、その方法を確かめて差し上げてくださいね。


そういうことを、めっちゃわかりやすく、出来れば、笑える感じで

お伝えしたいと思ってトライしたものが、

この「親の介護をはじめたらお金の話で泣き見てばかり」でございます。


手に取ってくださった皆様には厚く御礼申し上げます。

また、Yahoo!ニュースなど各種媒体、あるいはプレジデントオンラインから

わざわざいらして下さった皆様もありがとうございます。


高齢者の問題、介護問題は様々なことが入り組んでいて

一筋縄ではいきませんが、やがて来る道、みんなで知恵を出し合って

更に良くなる世の中になるように、私も本当に微力ですが

活動出来たらなと思っておりますので、お力をお貸しいただけますと

嬉しく思います。





2 件のコメント:

  1. はじめてブログ拝見させていただきました。
    プレジデントオンラインの記事から興味を持って伺った次第です。

    うちの場合には、生命保険でりんこさんのご母堂と同じような話にあいました。
    養老保険の満期保険金を、満期になる前の保険金額と同じ金額で新しい保険に入る、というやり方で。。。
    そもそも、その会社の保険に入ることが、家族のためになる、って考えている高齢者は、同じ内容です、って言われたら同じ保険に入ろうとしてしまうんですね。。。
    でも、満期保険金の倍額を払わないと、次の満期には辿りつかないんです。
    たとえばですが、次の満期までに、保険料で200万円支払わないと、保険金が100万円にならないんです。
    ある意味、りんこさんのご母堂の投資信託よりも、悪質な勧誘だと思います。

    たまたま、申し込みから7日以内、保険料も支払う前で私が気づくことができ、やめさせることができました。
    それでも、担当者から、「親御さんは皆さんのためを思って保険に入ろうとしていたのだけはわかってあげてください」って言われたことは衝撃でした。

    高齢者のさらされている世の中の怖さ、体験した人しかわからないです。

    りんこさんが、こういう件を書いてくださったことに、とても感謝しています。

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  2. 緋牡丹です。

    中受の後は、介護分野でご教示いただくことが続いています。

    父は「そんな儲かる話、なんで他人にするんだ?俺なら絶対、他人には言わない。おまえら怪しい!」で、断って来たそうですが・・・
    自分が弱ってくると他人の優しさに負けてしまうのでは?と心配になってきました。

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