2017年10月21日土曜日

100%で頑張るか、2割5分を4つやるか?


 ある時、カタカナ職でとても高収入、若い子ならば

憧れるだろうなぁってお仕事を全力でされている30代半ばの

女性から相談を受けた。
 
 
 

「彼に仕事と自分とどちらを取るか、選んでほしい」と

言われたというのだ。

 

そっかぁ。あまりに激務だから、恋人時代はそれで良いかも

しれないが、結婚となると、すれ違い決定だし

 

お子さんのことも誰がどうめんどうをみるか問題に

ぶち当たってしまうことは他人の私でも容易に想像がついた。

 

素晴らしい学歴、そして努力の末に勝ち取ったであろう

現在のポスト。そして結婚と子ども。

 

彼女はそのどれをも諦めたくないと言う。

 

「じゃ、外注するしかないんじゃね?

ジジババ、乳母、メイド、そういうのをフル回転する!」

 

と、私はお気楽に答える。

 

しかし、双方のジジババは地方在住&高齢ということで頼れず

彼氏は育児の外注には大反対らしい。

 

自らが3歳児神話の中で育ったためだとかで

「母親たるもの、こうあるべき!」っていう観念に包まれて

いるように見えるのだそうだ。

 

「りんこさんの世代の方たちって、どうやって切り抜けて

きたんですか?」と純粋な眼差しの彼女。

 

「そうね~、結婚するなら、キャリアは諦める。

キャリアを取るなら、結婚を諦めるって風潮があって

 

余程、仕事先の理解とか、周囲のサポートが手厚いとか

以外は両方をゲットということは難しかったような…」

 

「そういう志半ばで家庭に入った人は、今、どうしている

のですか?」と彼女。

 

「う~ん、人によるけど、結婚した人はキャリア組を見て

『あーあ、私も恵まれていたら、今頃は…』と思い

キャリアを取った人は『あーあ、私にも別の道があったかも…』

って言っている人が多いような気がするなぁ…。

結局、人間は隣の芝生なのかもね~」

 

「そうなんですか・・・」と今一つ、納得感がない彼女だった。

 

今の時代は共稼ぎが当然だとかで、男女共にきつさが

増しているような気がするんだよな~。

 

人は自分の体はそもそも一個だし、与えられている時間は24時間

なのに、男女ともに「あれをやれ、これをやれ」ってことで

24時間の中で8面相みたいなことをしながら

日々、追い立てられているイメージを持っている。

 

そういう中で、すべてのことを全力マックスで

100%の成果を上げたい女はやっぱり育児にはきついだろうと

思う次第。

 

育児は成果で測るものではないので、そもそも、その価値観には

合わないと思うからだ。

 

私は個人的意見だけど、目の前のことに全力集中しか

道はないんじゃないかと思うわけ。

 

仕事が目の前にあれば、それが優先順位のトップになり

必然的に100%の力で挑む。

次に育児が来たら、こっちは生き物なので、これが優先順位の

トップに来て、育児が50%、仕事が50%で頑張る。

 

そして、同時に家事やら、介護やらが入って来たら

育児25% 仕事25%、介護25%、家事25%みたいな

 

まあ、割合は一緒ではないだろうが、トータルで100%に

なるように調整するしかない。

 

だって、目の前に、やるべきことが4つ来たら、そのどれをも

無視できなかったら、時間を増やせない以上、分けるしかない。

 

それが目の前のことを全力でやるってことなんじゃないのかなぁ?

って思ったりしている。

 

そういう意味では、どれもこれも100%でやりきりたい!って

女性には結婚は大丈夫だろうけど、育児は相当、ストレスフルに

なるだろうなって想像している。

 

100やりたいのに、四分の1しか出来ないってことで

「出来ない、出来ない」病にり患しちゃうから。

 

どれもこれも中途半端で泣けてくる!っていうワーキングマザーの

悩みもよく聞くけれども、私はそうは思わない。

 

25%ずつやる時代は限られている。

いずれかには、自分の目指す道で100%になる時が帰ってくる。

 

その時に、自分の身を孫悟空の分身のようにしながら

頑張って来た全てが、無駄にはなっていないことに

気が付くと思うんだよなぁ。

 

ひとつの道を全力で極めていく人生も素晴らしいと思うし

25分を4つ持って、駆け抜ける人生もまた実りが大きい

と思う。

  

もし、色んな方向違いなことを自分一人でやらなくちゃ

いけなくて、悩んでいるママがいたら

 

私は、そのひとつずつが4割もできていれば上等。

6割も達成できるならば、超優秀!って声をかけてあげたい。

 

色々な方向違いなことに今は見えるかもしれないけれど

そのどれもが得難い経験で、そのすべてが自分を豊かに

してくれていると、きっと20年も経たない内に

納得するようになると思う。

 

冒頭の彼女は結局、今は仕事に100%の自分しか

考えられないと言い、彼との別れを選択した。

 

どの選択でも、自分で選択したなら、それでいい。

 

過去、自分で選択することすら許されなかった時代を

生きて来た私としては、なんやかんや言いながらも

 

ちょっとずつ、女性には希望が持てる時代になって

いるんじゃないのかなぁって喜ばしく思っている。

 

  

1 件のコメント:

  1. うちの三女は、子どもが重度難聴だと判明して、生後6ヶ月から療育に通い始めました。今育休をとってるんだけど、療育や大学病院の先生から、仕事を辞めて療育に専念するように言われて、悩んでます。子どもが一番だけど、一馬力じゃ苦しい現実もあるし。でも子どもは耳が不自由でも、思いっきり笑顔が満点で、結局子どもを選ぶんじゃないかな。

    次女は仕事も子どももマイホームもほしい、欲深いヤツで、今不動産屋巡りをしています。次女の同期はもう二人もマイホーム建てたので、次女の職場がそういう傾向があります。なんといっても、職場からバスで30分くらいの4LDK一戸建てがほしいという条件で、またそういう物件が2000万円台であるんだから、欲しくなっちゃうのも仕方ありませんね。でも欲深い次女は保育園とかスーパーとか環境にも拘っているので、買わないかもしれません。今住んでいるのが、2LDKだということを除けば理想的なので、決められないかも。

    姉妹でもいろいろ道が別れますねー

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