2017年9月25日月曜日

「飲酒朝帰り叱責され」母親の背中を包丁で刺す 57歳娘逮捕


23日付産経新聞のネットニュースでこの記事を見た。

 

「母親(80)の背中を包丁で刺したとして、大阪府警豊中南署は

23日、殺人未遂容疑で大阪府豊中市豊南町南の

無職、〇〇〇子容疑者(57)(←実際は実名表記)を現行犯逮捕した。
 
 
 

 

 

「酒を飲んで朝帰ったら叱責されたので、殺すつもりで背中を

数回刺した」と容疑を認めている。

 

逮捕容疑は23日午前7時55分ごろ、自宅のリビングで、

母親の背中を包丁で刺して殺害しようとしたとしている。

母親は病院に搬送されたが、意識はあるという。

 

同署によると、包丁は刃渡り約11センチで容疑者が台所から

持ち出したとみられる。包丁の先端には血が付いていたという」

 

これだけだと何とも言いようがないが、私はこの容疑者の気持ちが

分かるようにも思うんだよなぁ。

 

もちろん想像というよりも勝手な妄想になってしまうのだが

 

私も「母を殺したい」とは思わなかったが、その束縛の強さに

辟易して「もうお願いしますから、私を開放してくれ!」と

悲鳴をあげていたからだ。

 

例えばだ。

 

老人ホームに見舞いに行く。

 

朝からお伺いし、女王様の各種ご用事を拝命し

お話し相手になり(まあ、その全てが過去完了形になった

出来事に関する壮大なる、しかも何万回も繰り返される同じ愚痴である)

 

「もう帰るの?」とのお言葉付きで、ようやく解放された午後5時半

(老人ホームの食事の時間だから)、

 

渋滞につかまり、車内でうんざりしていると、老母から電話が

鳴るんだな。

 

「何かあったか!?」と驚いて、電話に出ると

 

「もう(無事に)着いた?え?まだなの?何やってるのよ!(怒)」と

いう叱責が聞こえてくるわけだ。

 

当然、運転しながら、ブチ切れる私。

 

迎えに行く時でも「もう出た?」と電話がかかってくるし

(私は「今から出ます」と電話してるんだが・・・。

その道中でも必ず、これをやられた)

 

「今日は出かけていて家にはいない」という時でも

「何をやっているのか?」と携帯が鳴り続けたのだ。

 

講演の最中に携帯が震えた時は、もう笑うしかなかった。

(当然、講演時間も伝えてはいる)

 

しっかし、いくら言おうとも、終生、この病気とも思える

悪趣味は治ることはなかったのだ。

 

もちろん、昼間でこんなだから、夜になるともっとひどい。

娘の帰宅時間をなじり出す。

 

「家庭を持っている妻としての自覚がない」にはじまり

 

「そんな遅い時間帯まで、しかも飲んでいるとは何事か!」

というお叱りを受ける。

 

めんどうなので、「へーへー、私が悪うございます」で

すべてを流し続けたが、そのひとつひとつの母の言動が

 

私の人生の滑りを悪くさせる。

 

人は潤滑剤になる人と、制御機能というブレーキを

思い切り引く人に分かれるのだ。

 

娘の私が心配というよりも、何か強力にブレーキを引きたい

もっと言えば、邪魔をしてやれ。

娘が自分の知り得なかった広い世界を見て、そこで笑顔に

なっているのが気に入らないという

無意識の意識から来ているように推測されたのだ。

 

私が唱える「毒母には娘は自分よりも紙一重不幸でいてほしい願望」

があるという理論のベースになっているものである。

 

私の友人にウチの母と双璧、もしかしたら、あちらの方が上手かも

と思うようなお母さまを持つ女性がいる(お体には不自由が

あるものの、呆(ほう)けてはおられない。ちなみに同居。

 

彼女はあるショッピングモールで働いているのだが

シフト制なので、平日休みの時もある。

 

その日は彼女の休日。彼女のお母さまはデイサービスの日だった。

 

16時にお母さまが帰宅というスケジュールだったのだが

友人はデイのスタッフにお任せして、自分はジムに行ったという。

 

当然、お母さまはご存知の案件である。

 

ところがだ、お母さまは16時に帰宅後、16時半にはこういう

行動に出た。

 

「娘の携帯に何度かけても出ない」→「仕事はもう上がりのはず」

→「確認するしかない!」

 

そして、そのお店ではなく、何故か、モールの総合案内に電話して

「娘が行方不明」と大騒ぎなさった。

 

半笑いで、その後の様子を語る友人に同情を禁じえなかった。

 

「あら、それは認知症の初期なのよ」と思われる方が出るだろう。

しかし、ウチらは少女と呼べる時代から、既に自分が祖母と

なる年齢(実際に友人は祖母でもある)まで同じ扱いを延々、

受けているのだ。

 

認知症ならば、このお婆さんたちは若年性認知症である。

 

冒頭の事件、背景はわからないけれども、私はもし、

この容疑者になってしまった女性が、こういう扱いを少女時代から

還暦を迎えようかという時まで受け続けているならば、

娘に情状酌量の余地、大いにあると思っている。

 

何故なら、娘は半世紀以上、その母によって、何千回も

刃物でこころを刺されまくっているのだから。

 

決して、殺人未遂のこの行為は許されることではないが、

親となった者は、いずれかには子を完全に手放す勇気を

持たなければならないと肝に銘じている。

 

  

4 件のコメント:

  1. うちはおしつけプレゼントがすごいです。わざわざ私に買ってくれたわけじゃないもので、靴、服、サイズが合わない等あると、どんどんくれるんで、タンスがすごいことになっています。でも、毎回チェックがきびしいので、着ない履かないわけにいかない。あれはどうした?とすぐ聞かれるんです。

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  2. 毒母さんの娘さんは一人娘さんなのかな?
    りんこさんは三人兄弟でお姉さんがいらっしゃるけど。
    私は自分でも過干渉な母だと思いますが、娘三人に結束されると、歯がたちません。
    うちの次女は実家から一番近いところに住んでいるせいか、ある日「母がしんどい」を読みたいというので、本棚にあるのを渡しました。それを私の目の前で読んでいて、読み終わると「この本にでてくるお母さんはすごい。やはりしんどいくらいの母親はそれなりのことやってる」と言いました。
    毒親本を母に借りるあんたも大したもんだよと思いました。
    次女の夫は、我が家でサザエさん見ながらご飯食べてて、「俺、マスオさんはいやだな。できないよ」といいましたが、そのことを聞いた甥から、「嫁の実家でマスオさんは嫌という。それこそが本物のマスオさんだ」と驚かれました。
    同じようなメンタルで結婚したんだね。

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  3. 古いタイプの戦中戦後を生き抜いてきたお母さん達にとっては、愛する人の最悪の事態が頭から離れないんだと思います。

    そういう人にとっては、
    愛する=心配する
    なのではないでしょうか。

    それに気づいた私は、それから母からの過干渉が「お前の事を愛しているよ」と聞こえるようになりました。

    愛されている事に気づけたお陰で、
    素直に母に感謝できるようになりました。

    すると、不思議なことに、あれほど長々としつこいくらいに様々に干渉してきた母が余り細かいことを言わなくなりました。

    母も、自分が与えた愛情が届いている事がわかり、安心したのかな?と、思っています。

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  4. こういう母親って、ほんと、死んでも治らないですね。娘のほうで捨てないと。
    人生を奪われるってことをもっともっと早い時から教えてやらないといけない。子供のほうに。親のほうはいくら教育してもだめだろうから。子供の方から親はなれして自分の人生を生きるってことをだれかが教えてやれればいいですね。その子の人生を救えますよね。

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