2016年12月28日水曜日

ターシャ テューダー 「静かな水の物語」解禁


 来年(2017年)春のお楽しみを見つけてしまった。

 

ターシャ テューダーのドキュメンタリー映画だ。

 

 
 



ターシャさんはアメリカの絵本作家でガーデナーとしても有名なので

誰でも「ああ、見たことある!」ってなると思う。

 

その生誕100周年を記念して作られたドキュメンタリーのようだ。

 

何というか「大草原の小さな家」の現代版というのか

古き良き昔の暮らしを実践し、自然の暮らしを貫いた人だ。

 

草花を愛で、りんごのパイを焼き、ゆっくりとお茶を入れ、

ジャムを仕込むなんざ聞いたら、もう夢のスローライフのようで

 

特に小さな頃「赤毛のアンシリーズ」や「ピーターラビット」にはまり

 

子どもが生まれた後には「ぐりぐら」やら「14匹のねずみ」を好んだ

母には多分、どストライクである。

 

「人生は短いから、好きなことをしなさい」というような

数々の名言も残っている。

 

ああ、理想だなぁとは思いつつ、これがどんなに大変で、実現しづらい

ことかは1日も経たないうちにわかるよなぁ。

 

大体、電気が必要最小限。お湯も自動では出てこない。

コンビニなんざない。

 

しかも、広大すぎる庭。どうやって水やりをしていたんだろう?

スプリンクラーとかを触っておられるのを見たことがない。

 

大部分は自然のままの放置なのだろうか。

 

自分の経験上、植木鉢の水やりだって100を超えるとかなりめんどくさい。

これを「朝晩やれ!」と高齢毒母に命令されて、ブチ切れたものの

(老母との)戦に敗れ、渋々、了承したが、めんどくさくなって

ホースで一気に水を噴射したため、余計に怒られた苦い記憶を持つアタシ。

(エピソード、長っ!)

 

ターシャさんは2008年に93歳で亡くなっているのだが

50代半ばから、この暮らしを始めたようだ。

 

当然、年を取っていくわけで、暮らしの大部分(このお洒落な質素そうに

見えるけど、実は金がかかっていそうな家の建築とか日々の買い出しとか

暮らしにまつわる雑務)を長男に頼っていたようだ。

 

そりゃ、そうだ。ひとりでは全く無理だろう。

 

麗しの親子愛。美しい!うらやましい!で話が終われば良かったんだが

ターシャさんの生き方は憧れる部分が確かにあるにせよ、

ちょっとばかり素直になれない。

 

以下は真実かはわからないが、こういう風に世に伝わっている話だ。

 

ターシャさんには長女・長男・次男・次女の4人のお子さんが

おられたが、長男以外とは疎遠。

 

ターシャさんの死後、遺産相続を巡って訴訟が起こされている。

 

娘たちが語ったところによると、昔暮らしは何でも手作り。

洋服もすべて手作り。

 

テレビもない、ラジオもない。

そういう暮らしの中、子どもたちは学校に行き、社会に出るわけだ。

 

世の中全員が「大草原の小さな家」暮らしであるのなら問題ない。

 

でも、今は現代で、産業革命は第4次に入ったとされる時代である。

 

お嬢さんは「社会に出て、とても困った」と追想していると聞く。

 

まあ、噂の範疇かもしれないが、もし他の3人の子どもたちと

疎遠になってしまったという話が事実ならば

何とも考えさせられる話になる。

 

遺産相続が「争族」になったのだって、長男から見れば「現実、親を

みたのは誰だよ!」って話になるだろうし

 

他の3人から見たら、母の愛情が偏った分、金で解決しろや!

ってこともわからなくはない。

 

利権がデカすぎるのでこうなるのであろうが(ターシャさんは

元々金持ちの上流階級出身なので、美術品も多く所有しているんだそうな)

遺産の問題は置いておいくにしても、考えてしまうのだ。

 

親が自分の信念を貫き、それを子どもに強要する。

 

それは是か非か。

 

例えば、スポーツはそういう傾向が強い。

 

レスリング、卓球、体操など一流と言われる選手は本当に幼い時から

「ええーーー!?」って声が出るほどの特訓を親から施されている率が高い。

 

子ども自身がそれが好きで、才能が開花して、生きる術になっている

これら一流どころは「めでたし!めでたし!」なんだろうが

そうでない場合はどうなるんだろう。

 

例えば、中学受験。

 

親が良かれと思い、特攻するケースが後を絶たないが

 

勉強の面白さを伝えられないまま、〇か×かだけを注目している

親の許に育つ弊害は強すぎて、言葉を失う。

 

すべてに言えるが、やるならば、親が自分の人生を賭けて、

それを結果として子どもに強いるケースであるならば、ターシャさんの

ように家族が空中分解しようとも本人は結構満足な人生かもしれない。

 

張りぼてのような感じで、自分自身が何もやらずして、子どもに

強要するケースが最悪なんだろうなとは思うが

 

ターシャさんのような信念の人であっても、子育ては難しいという

ところだろうか。

 

春の映画は楽しみだが、夢の世界にも裏側があるんだなぁって

複雑な気持ちになっている。


 

 

 

1 件のコメント:

  1. まあ!!!私これ、NHKBSでみましたよ。映画じゃないけどドキュメンタリーみたいなの。
    もちろんすごく憧れますよね。
    そうか、でも資産があったからできたのか。。。
    なーるほど、、なるほど。

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