2016年12月14日水曜日

天国ブロック


 知人が亡くなった。まだ50代の若さだった。

しかも昨年、亡くなった奥様の後を追うかのような死だった。

(原因は悪性腫瘍)


 
ドクターから余命も告げられていたというし、死期を悟っていらしたので

最期は「悔いはない。いい人生だった」というようなことを

おっしゃっていたらしい。

 

50代、しかもアラカンではなく、アラフィフなので

若過ぎるのだが、病室に「奥様の写真」が大切そうに置かれていたという

話を聞くに、本当に慈しみ合うご夫婦だったんだろうなって思う。

 

最近のニュースで90代のご夫婦がほぼ同時刻に並べ合う布団の上で

亡くなっていたというのを聞いて「これぞ理想!」と感嘆した。

 

昨日までピンピンしていて、明日の朝食の準備もしてあり

最期まで、誰の世話にもならずに揃って逝く。

 

友人に「逝くなら、夫婦同時にがいいなぁ」って言ったら

「なんで?子どもが悲しむじゃん!?」って返されたんだが

 

アタシは反論した。

「葬式は(子どものために)一度で十分!」

 

そんな風にうまくいく確率はかなり低いだろうが

最近はこんなことを思うようになってきた。

 

「呼ばれる現象」があるに違いない!!

 

冒頭のご夫婦もそうだが、仲が本当に良いなぁってご夫婦って

どちらかが先に逝くと、呼び出しをかけるんじゃないだろうか?

 

「そろそろ、おいでよ~!」みたいな。

 

それというのも、こんなことがあったのだ。

 

先月、父の命日がきた。

その時はウチの老母は生きるか死ぬかで、墓参りどころじゃなかったのだが

 

「ああ、この人(母)、このまま死んじゃうかもなぁ」と思ったら

見事、蘇ってきたのだが、三途の川から戻ってきた直後にこんな感じになった。

 

呆けながらも父及び父の親戚たち(すべて鬼籍)をDISり出したのだ。

 

その日は丁度、父の命日。

そんなことは老母は知る由もなかったであろうが

 

本当に父及び父方の親戚たちが大嫌いなんですね~と再確認する。

 

命日に代理として姉が父の墓参りに行ってくれたのだが

姉は「こんなに不自由で痛みもある体で生き続けるのは可哀そうだから

母を早く呼んであげてよ」と父に語りかけたらしい。

 

姉ちゃん、それは無理だよ。

 

だって「天国ブロック」がかかっている!

 

父が全力で阻止しているとしか思えない。

 

不仲な夫婦って、こういうときも不仲なんだなぁって

 

この人たちの仲たがい戦争に巻き込まれ続けた、被害者でしかないアタシは

死後もなお、延々と続いている不仲に正直、疲弊しきっている。

 

やっぱり夫婦は一緒に逝く、それが無理なら、さほどの間がなく

逝くのが一番だよなぁって思っている。

 

 

 

 

3 件のコメント:

  1. 天国ブロック

    あると思います。

    亡くなった両親がケンカをするところを見たことないのですが、それは温厚な父が全て受け止め、飲み込んでいたからに他なりません。

    父が認知症になったとき、
    年と共にどんどん自己チューになる母に振り回されるのに疲れちゃったんだね…

    と、3姉妹で意見が一致。

    父が亡くなった時、

    1年以内にお父さんに呼ばれるから

    と、何故か自信たっぷりの母。

    いやいや、父はまだまだのんびりさせてくれと
    思ってるはず

    結局、父から遅れること4年で母は亡くなりました

    正直もっと頑張るだろうと覚悟してたんですが…

    優しい父が、
    私達姉妹が大変だろうと、早目に母を呼んだんだと思ってます。

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    1. 素敵なお父様だったんですね。

      天国ブロックはいかんともしがたく
      鉄壁のような気がします(涙)

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  2. このコメントは投稿者によって削除されました。

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