2016年11月6日日曜日

意外とおばあさんの女子力が高かった話


 おばあさん(実母)は全身麻酔での手術終了後

ICUでの経過観察の後、ようやく一般病棟に戻って参りました。

やはり年寄りに全身麻酔は効くみたいで、目覚めも遅かったのですが

目覚めても「夢の中」が続いております。


そうです。せん妄っていうものが出現しているわけです。


アタクシ、先月の母の入院でこれを目撃し

「おおーーー!!??真顔なのに変な言動になっとる!!」と

大変、驚いたのです。


病室の洗面台をトイレと思ったり、そもそもどこにいるのかを

理解できなかったり、まあ、いろいろおもろいことになって

おりましたので、今回は全身麻酔というハードな体験後に

どうなるのか、ある意味、とても興味を持って眺めております。


目覚めているのかどうかも怪しい感じの中

酸素マスク越しにあれこれ言うんですが、どうも幻覚が見られる

ようなんです。


「鰯が泳いでいる」

「鰹がいる(から捕まえなさい)」

ってことを繰り返し
(海の中にいるんかいな?おまえは人魚か!?って感じ)


「そこの箱に最中が入っているから食べなさい」(箱なんかないっす)

「その戸棚の中におまんじゅうがあるはずだから取って」(戸棚もないです)

「冷蔵庫の中にカルピスを入れたから」(冷蔵庫、空っぽです)

「さっき、アイスクリームも入れといたんだけど」

という食べ物シリーズが続き


「そこのキラキラしているものは何?」(壁を指してます)

「そこのガラスの瓶に挿してある七夕飾りを引き抜いて」

(ガラス瓶などなく、壁しかないです)

「宝石を持って来たの?光っているけど、そこに置いたの?」

(相変わらず、そこは壁です)

というキラキラ系が続き


何もない空間に手を伸ばして、無言でしきりと何かを取ろうと

してみたり


そうかと思ったら、布団を握りしめて、もみ洗いをする仕草を

繰り返すので、何をしているのかと聞くと


「こんなに汚れているから、洗っておかないと」と答えるのです。


台布巾を拭いているような仕草をしているときに

「テーブルを拭いている?」と聞くと

「汚いから、ちゃんと拭かないと」と宙を拭くんですよね。


食べ物→宝石→家事ってことは、このおばあさん、意外と

女子力高くね!?ておもろく見ております。


せん妄というのは自分が過去、何を大切に思っていたのかと

いうことがわかるっていう話を聞いたことがあります。


ならば、アタクシ、壁に向かって「やだ、雅治さん、

そんなところに立ってないで、こちらにいらして」とか

「アタクシの子どもの菅田将暉が来てくれたから」とか


そういうイケメンシリーズを壁に向かって延々、言っているような

気がして参りました。


いやん、ならば、せん妄って相当、ナチュラルハイ状態。

悪くないかも~~~!!??


とにかく、おばあさんの観察は続きます。



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