2016年3月14日月曜日

偉い人になりそこなったアテクシ

 アテクシの住んでいる地域は自治会活動というやつが盛んで、自治会単位で

いろんな催し物をやっている。
 
 

 
総動員って感じになるのが(出なくても可)、運動会やら文化祭やらお祭りだ。

そーそー、全員でやる草むしりなんてのもある。

 

そうなると、やはり統括する人が必要で、学校みたいに役員さんがいる。

 

町内会長さんがどうなっているのかは知らんが、その下の位もいっぱいあって

輪番で回って来るのだ。

 

それでもって、アテクシは4月からの新年度、とってもとっても偉い、理事さまという

地位に就く予定であった。

 

班長さんがやってきて「4月から理事さまだから、サインして引き継ぎ就任式に

出席するように」って言って来たのだ。

 

「おーーー!!!ついに理事さまになるのか、アテクシ!!」と喜ぶ。

 

理事さまという職種は「火の用心週間」が始まると、夜、「火の用心、カチカチ」と

拍子木を鳴らし〜の、標語を発表し〜ので歩き回れるのだ。

(他にもいろんなことをやってるんだろうが、アテクシ的にはこれがメインのお仕事)

 

ご近所さまに自慢こいて回る。

「アテクシは偉い理事さまになるのだから、ひれ伏せ!」

 

「はいはい、わかったから」とつれない近所だ。

 

今から、拍子木の鳴らし方教室とか通った方がいいんだろうか!?とか

色々、考える。

 

しっかし、そこはアテクシ。

肝心な書類にサインをするのを忘れていた。

 

そうしたら、再び、班長さんが現れた。

 

「あ!ごめーーーん!!忘れてた!!サインだよね?したら持ってくから!!」

と急いで言い訳するアテクシだ。

 

班長さんはこう言った。

「あのさ、お騒がせしちゃって悪いんだけど、理事、りんこじゃなかった!

アンタは2年後らしい」

 

えーーー!!??

アテクシじゃない!!??拍子木は!!??

 

せっかくやる気になってんのに、2年後はやる気になってるかわかんないよ!

とブーブー言ったが、なんか違う地域のおじちゃんが名乗りをあげたらしい。

 

「じゃ、いーよ。班長さん、やるべ!(それでも拍子木は鳴らせるだろ!)」

 

現班長さんはこう言った。

「りんこはね、順番で行くと20年後だよ、班長さんは。

新しく入って来た人に加入してもらったから、また順番が延びた」

 

「はいーーー!!??20年後!!??

出来ないよ!!

だって、アタシ、徘徊してるから!!」

 

この地域は徘徊しておられるお年寄りが多く、もう四六時中、防災無線で

「なんのだれべえさん94歳が行方不明です」とやっている。

 

「もう、そんときは間違いなく、アタシは放送されてるね!

頼みの綱はあなたたちご近所さんたちだけだから、アタシが徘徊してたら、

ちゃんと家まで連れて帰ってよ!」とお願いする。

 

ご近所さんズはこう言った。

 

3回は連れて帰るけど、もう4回めからはほっとく!

自力でがんばりな!」

 

「えーーー!!?? 徘徊してるアタシを見捨てるってか!?

くそー、もう徘徊するようになったら、ひとり拍子木やってやる!!

一軒ずつ回って、カチカチ鳴らしてやる!!」

 

この春、思わぬ形で新たな目標が出来ちゃったよ!

 

 

 

 

 

 

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