2016年2月14日日曜日

老母のドクターショッピング


 またしても母の老人ホームからのお電話。
 


「お母様が眼科に行きたいという強い希望をお持ちなんですが予約した方が

よろしいでしょうか?」というナースからの問い合わせだ。

 

電話をする方もされる方もうんざり状態。

 

そりゃそうだ。見えない(静脈なんとか症で10年くらい前に片目を失明している)方の

目が痛い、または目の周りが赤いという頻繁な訴えがあるので、その度に眼科に出向くが

治療対象ではないらしく、まあ、何と言うのか門前払い。これが頻繁に繰り返される。

 

午前9時に入ったとしても会計が済むのが午後3時。

患者も付添人も疲労困憊だ。

 

ナースもひとりに長時間拘束されてしまうので、出来ればご家族さまに付き添いをお願いしたいところだろうが、ご家族さま(アタシ)は逃げ切りたい一心。

 

今回は平身低頭してナースにお願いした。

 

案の定、6時間の行程に怒り心頭のお婆さん(母)が出た。

「9時に入ったのに終わったのが3時なのよ!付き添いさん(ナースだよ!)にも

お昼を買ってあげなきゃいけないし、大散財だわ!

全く、のろのろしていて、こんなに待たせるんだからヤブだね!」

 

と、今回もお望みの治療というものが始まらなかったので怒髪天になってらっしゃる。

 

ナースからも疲労困憊の連絡が入る。

 

「お母さまの診断ですが、やはり特になんでもないということなんですが、見えている方の目が白内障気味ということで、手術をするかどうかはまた次回、決めましょうかってことになり、次回の予約を取りました(次回はお嬢さんが行ってくださいね)」

 

はぁ。ありがとうございます・・・。

 

白内障の手術・・・。

視力が1.0の人が0.8になったからですか?

 

母は騒いでいる。

「視力が落ちたのよ!!0.8しかないのよ!!」

 

あなたの娘は両目とも0.1ありませんけど?

 

なんで、そんなに医者に行きたがるんだろうか?
 
(ちなみにこれ以外にも。ホームには2週に1回内科医が往診に来て、
週2回マッサージ師が来て、難病治療にも出向いている) 

 

翌日、ナースから再び、電話が来た。

 

「お母様が歯が痛くてどうしようもないとおっしゃるんですが、往診にいらっしゃる

歯医者さんでは嫌だと言われて、一番近くの歯科医院の予約を取ってもよろしいですか?

その場合、提携病院ではないので、ナースが付き添いしますと1時間、2千円ちょっとはかかりますが、お母さまに伺ったら、それなら娘に付き添わせるわとおっしゃいますが

どのようにしましょう?」

 

今度は歯ですか・・・。

 

歯科医院の先生は衛生士さん付きで往診に来るのであるが、診療が始まると系列病院ではないからだと思われるが、書類にご家族さまのサインやらを一杯求められ、
しかも診察料が

引き落としではなく、振込みだったので、とてもめんどうだったのだが、
特に歯そのものの

治療は要らず、治療するとすれば歯周病ということで衛生士の歯磨き指導が始まったことがあった。

その料金が1回1350円くらいだったが、それに異議を唱えたお婆さんによって、治療は終わってしまったのだ(支払いには行かされた)。

 

そんな歯磨き指導に金を払うなんてまっぴらごめんってのが理由だった。

 

そういう経緯があったんだが、再び、歯に関心が向きましたか。

 

歯←目←腰←肺炎予防球菌←インフルエンザ←腰

 

これは、直近3ヶ月で騒がれたものの一部。

 

肺炎予防球菌は打たなければならない!肺炎になってしまう!と大騒ぎをしたんだが

「役場に用紙を取りに行け!申し込め!」と言われて、平日のド昼間に行かされたが

手続きだけさせてブームが去ったらしい。

 

インフルエンザは去年、罹患したので、予防注射をするとかかってしまうという思い込みに

より断固拒否。「ご家族さま、ご説得を」というお達しで説得に出向く。

 

腰は「毎日、骨粗しょう症予防の注射を打つ!」という目標が出来たらしく

誰が毎日、整形外科に連れて行くかで揉めまくるという次第。
 
 
これにプラスして、マッサージ師さんが気に入らないという理由で
 
4人目の人を物色中である。(現在3人目。この交代も簡単ではなく、
 
アタシの手間(支払い、書類などなど)はかなりかかる)

 

「老人ホームに入れたんだから、楽になったでしょ?」といろんな人に言われるが

全然、そんな気がしないのは気のせいだろうか?

 

アタシ、数えたら、もう10年以上、母の病院付き添いをやっているんだよなぁ。

 

お姑が「理想はピンピンコロリなんだけど、そうすると、りんこさんに

後で、ああ、もう少し、ああもしてあげればよかったって悔いが残るから、

2週間、看病してもらって、それであの世に逝きたいわ〜」って
 
言っていたことがあるんだが

 

そのときは「いえいえ、悔いないですから〜〜。お気遣いなく〜〜」って
 
危うく言いそうになった。

 

でもなぁ、介護は2週間は短いとは思うけど、いいとこ3年だと思う。

 

実父の1年弱というのは、当時はきつかったけれども、悔いは残るが出来ることは

やりきったというさっぱり感の方が強い。このくらいでお暇しないと子どもを

潰してしまう。

 

やっぱり、介護生活も二ケタになってしまうと負担感しか残らない。

 

電話が老人ホームの番号を示すとうんざりするアタシである。

 

 

 

2 件のコメント:

  1. りんこさんお疲れ様です
    先日「子供達に采配を振るいまくる母」の傘寿のお祝いをしてまいりました
    (向こうから言われての強制開催です)
    (母は、最近自分の生まれ故郷に帰り暮らしています)
    当地へ赴く飛行機代、ホテル代(自宅はあるのに母も泊まる。一流ホテル指定)、お食事代等等は子供持ちです
    自慢するためご近所に配り歩く「銀座の銘菓」も買って行きます
    (ちなみに毎月仕送りもしています)

    いろいろ嫌なことは山盛りですが
    一番嫌なのは
    「アテクシはこーーんなに子供達にかしずかれているでごザーマスのよ」
    と他人様に見せびらかすこと
    365日24時間暇なんだから、お友達に電話するのなんか一人で暇な時にすりゃあいいものを
    わざわざ私達が帰っている時にお友達に電話をして
    「今、A子もB子もC太もきてるのよ~~ん」と言い更に
    「ハイ!あなたたちも電話に出てしゃべりなさい!!!!」
    としゃべらされること
    (もし自分が一人の時にお友達にそんなことをされたら烈火のごとく怒って娘に電話をしてくるのに)
    「外面が良い、泣きが上手い」のもお約束
    ナントカさんにこんな意地悪をされた、こんな事を言われたと訴えてくるくせに
    そのナントカさんと旅行に行ったりする
    (まあ、こういう人はかつての園ママにもいたが)

    長男(私の弟)には嫌われたくないらしく良い顔をし
    私と妹には好き放題

    本当に申し訳ないけれどもいつ向こう岸に行って頂いても結構ですが
    本人の生への執着が強くて・・・
    こちらの体とお金が先になくなりそうです

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  2. 先に亡くなっている祖父母や父の最期を悪く言い続け、
    自分は娘に迷惑はかけない。
    自分の下の世話なんて絶対やらせないし自宅介護なんてありえない。
    自分は素晴らしい人格者とばかりに先立った人たちを落とし続けてきたのに、
    いざ自分が倒れたら、ICUで絶対安静でも
    お前がオムツ替えろ!トイレにつれてけ!(素人には無理だし動かせません)
    スタッフへの悪口のオンパレード!
    期間限定で施設に移れば、まわりの入所者を見下し、大声で悪口、
    自分は、特別な存在だとでも思っているみたい。
    ルール破りは当たり前、こんなのはいいの!とキレるし、
    今すぐ帰るだの、なんだの、認知症とは診断されていないけど、
    かなりおかしいのが目に見えてわかる上に、
    もうすぐ本当に家に連れて帰らなくてはならないタイムリミットがやってくるので
    こっちの気が狂いそう・・・。

    普通にお母さん生活を過ごしたかったのにな・・・。

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