2016年1月28日木曜日

今の努力は後で効く


 2月1日本番が迫りくる中、中学受験母たち、生きた心地もしないでしょう?

ものすごい緊張感の中にいるのでね、ちょっと押しただけで涙が出る母ばかりでしょう
 
が、このメンタルが普通なので「ああ、アタシもいよいよお受験母なんだわ〜」と

泣きながら、感慨にふけってくださいね。
 


今日は敢えて、この時期にお話したいなぁってことがあるので語らせてください。

 

ウチの娘は大4なので、当然、同級生は大4が多いんですが、その母友に聞いた話です。

 

その子はものすごい競争率の中、ある私立学校の養護教諭の内定をもらいました。

 

元々、養護教諭自体にそんなに募集枠がないので、激戦になってしまうんですが

その子も応募しても、応募してもダメっていう結果に相当、凹んでおりまして

 

ある日、大学の教室でボーっと座っていたら、教授が通りかかり、そのあまりの覇気のな
 
さに内定が出てないと気が付かれたらしく、教授がこう叫んだと聞いております。
 

「あなた、誰!?」
 

これは多分、言い間違えで「あなた、まさかまだ決まってないんじゃないでしょうね?」

と言いたいところ、あまりの衝撃に「あなた、誰!?」になったものと推測されます。

 

担当教授にまで心配をかけているような去年の秋でした。

 

そんな晩秋のある日、ある私立の学校に応募したそうです。

 

面接の日、ある駅舎に降り立った彼女は慣れないヒールに苦戦しながら、乗り継ぎ電車を

待っていたそうです。

 

そこで高齢のご婦人と隣り合わせになり「これから面接に行くこと」「緊張しているこ
 
と」「ヒールが痛いこと」などを話していたそうです。

 

ご婦人と別れ、学校での面接に臨んだみたいですが、首尾よく2次面談に進むことにな
 
り、後日、もう一度、その学校に行ったようでした。

 

そこで待っていた人がいつぞやの老婦人、つまり理事長だったというオチが付くんですが

その場でにこやかに「内定」を出した理事長に彼女はこう聞いたそうです。

 

「私でよろしいのでしょうか?私、今まで、どこに行ってもダメで、落ちて落ちて、

落ちてなんですが・・・?」

 

そんなこと、わざわざ言わなくてもいいのに、お祈りメールの嵐になると

人間不信になるわ、自己否定感に覆われるわで、ネガティブの塊になっちゃうんですよ
 
ね。

 

そうしたら理事長がこうおっしゃったって聞きました。

 

「あなた、○○学院(注:超トップ校の併願に当たる中高一貫校)ご出身よね。
 
私は娘もいるので、○○学院に行くために、あなたがどれだけの努力をして入ったのか、
 
よく知っています。並みの努力ではなかったことでしょう。

あの先生方の元で6年間、過ごしてきたということだけでも、あなたの人柄は保証されて
 
います。

あの駅でお会いしたとき、私はひょっとして、あなたはウチに面接に来る子かしら?と

思ったんですけど、帰って、あなたの履歴書を見たら、○○学院ってあったので、

なるほど、やっぱり間違いないなと思ったのよ。

 

○○先生(彼女の苗字)、これからよろしく頼みますね」

 

その子の母はアタシにこう言いました。

 

「りんこ、10年前、あの時、私、第一志望に落ちたことが悔しくて、悔しくて

ショックなのはあの子なのに、私の方が落ち込んじゃって、頑張ったのに、こんなに頑
 
張ったのに、ここなんだ、ああ、ここしか行けないんだって泣いたんだ。

 

でも、今回ばかりは○○学院に救われた。

 

りんこ、努力は裏切らないんだね。

あの中学受験の3年間の努力の日々をきちんと認めてくれる人がいるんだね。

 

なんかさ、今まで、こころのどこかで第一志望に行けなかったことに引っかかってたんだ
 
けど、10年経って、初めて気が付くことってあるんだね。

 

中学受験って大変だったけど、でも、娘に知力と体力と精神力を与えられたし、

それをきちんと評価してくれる人がいるんだなぁって思ったら、こころからやって

よかったって感じたよ。

 

りんこ、今、中学受験してて、すごく苦しいママたちに伝えてよ。

あなたが今、している努力は決して無駄にはならないって」

 

M子ママ、みんなに伝えたよ。

 

私たち、宝物のような我が子に中学受験させることができて幸せだったね。

 

 

 

 

 

4 件のコメント:

  1. ありがとうございます。人間万事塞翁が馬といいますが、今一番良いと思うことが、あとからどう転ぶか、わからないし、その逆もありますよね。
    やる気スイッチなしの息子受験、必死なのは私だけ。埼玉受験一つとったら、やる気なくなった息子。最後まで支えるどころか、
    ここへ来て息子にディッシュ箱投げつけてキレてます。
    でも、最後までやります。やらせます。

    返信削除
    返信
    1. ティッシュ箱はほどよい重りがあるから命中しやすくなって
      ナイスアイデアだね!(笑)
      息子さんにとっては初めての完走体験かもしれないので
      きちんとここを踏ませることが大事だよね。
      がんばれー!母の底力を見せるんだ!

      削除
  2. 今中一男子の母です。去年はりんこさんのブログに励まされました<(_ _)> うちも第一志望失敗して第一と同じぐらいの偏差値の他県校に進学させたかったのですが都内男子校がいいと言い張り今の学校に行ってます。どんな部活があるのかも調べたこともなく文化祭を見たこともなく、余裕があったはずの成績もどん底、 でも息子は1日も休むことなく男子校のノリが楽しいらしく成績が悪いのも気にならないらしいです。 親としては受験に対する知識も準備も足りなすぎたと後悔ばかりの
    毎日ですが 記事の方のように10年後に母校で良かったと思う日が来るかもしれませんね。5日まで長引くと本当に親子共に体力気力勝負です。 今年受験のお母様気合入れてどうか乗り切ってください。 その頑張りだけは結果が第一志望でなくてもずっと記憶に残ります。

    返信削除
    返信
    1. いや、本当にこの記憶だけは残るよね(笑)
      息子さんが自分の行きたいところを自分で決めたってだけでも
      すごい成長だし、親としては最高のギフトを贈ったってことよね。
      深海魚は意外と居心地良いので(笑)母はフカフカなカーペット部屋に
      呼ばれないようにそこだけ注意してね〜!?

      削除