2015年11月27日金曜日

中高一貫校で聞いたちょっと良い話(清泉女学院バージョン)


 私立中高一貫校の良さのひとつに母校愛がある。

卒業しても、元生徒たちは母校に隙あらばやって来る。

そして、あの頃と変わらない教師陣の説教を浴びるのだ。
 


 清泉(ここもあったかい学校なんだよ)でこんな話を聞いてきた。

湘南では知らない者はもぐりだと思われる程の有名人、大村奈央ちゃんは今、
世界に最も近い日本人サーファーである
(153センチという小柄な体格なのにすごいんだよ!)。

 


2020年東京オリンピックにサーフィンが正式種目となったなら、
必ずや大活躍間違いなしのお嬢さん(92年生まれ)なので、
地元の応援熱も半端じゃない。

 

その奈央ちゃんは清泉の出身なのだ。

 

サーフブランドROXYのイメージガールでもある奈央ちゃんのキュートさに
目を付けたNHKが「アスリートの魂」という番組で
奈央ちゃんを9月に特集した。

 

当然、嬉しい清泉の先生方は録画したこの番組を図書館の一角にテレビを
設置して、何回かに渡って流すことにした。

もちろん、奈央ちゃんの後輩に見せたい一心のことである。

 

本人には海外転戦も多いことだし、オリンピックのための活動も忙しかろうと
いうことで内緒の話だったようだ。

 

何回かの上映が終わったころ、なんと奈央ちゃん本人から
「最後の上映会に参加したい」という申し出があったんだそうだ。

 

なんでも、校内でポスターを見た高3生が特別に親しい関係ではなかった
そうだが、奈央ちゃんが地元で海に行く姿を見かけていたこともあり、
SNSを通じて「こんな企画をやっているんですよ」と知らせてくれたらしいのだ。

 

「応援してもらえていることを知って嬉しく思って、連絡しました」と奈央ちゃん。

 

定期試験前なのに上映会は多くの生徒で埋まったそうだ。

 

そして約束どおり上映会に来てくれた奈央ちゃんは終了後、いろんなことを
後輩たちに語りかける。
 

サーフィンとの出会い。

練習のこと、大会のこと。

サーフボードの上から見る自然の美しさ。

 

「本当にこれだ!というものを見つけたら、突き進む」ことの大切さ。

 

今、この瞬間、突き進んでいる先輩を見て、後輩のひとりはこう言ったと聞いた。

「いろいろ迷っていたけど、お話伺って、私も先輩みたいに自分を
試してみたいって思いました」

 

当時の担任の先生も参加。

「先生、今日は波がすごく良いんです、早く終礼終わらせてください」と
言っていたこと、「とっても頑張り屋さんだった」ことなどのエピソードも
紹介されたそうだ。

 

別れ際に「先輩、頑張ってください!」と言う声が上がり、
握手を求める生徒達に囲まれながら上映会はお開きになった。

 
今日も海に出ているであろうロコガール奈央ちゃん。

「今より上を!」と目指して毎日、頑張る、少し上の先輩と
直接触れ合えて、刺激をもらえる。
 

中高一貫校の良さはこういう何気ない日常の一コマに凝縮されて映し出される。

 

 

 

 

 

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